水周りのリフォームは簡単にできて生活の質を上げることができる

建築後時間が経過するに従って、屋内の各種の設備は劣化したり故障箇所やアラが目立つようになります。耐久財の性格が濃厚な戸建て住宅や集合住宅であっても、消費材・消耗材の性格が濃厚な設備が存在します。一例として外壁塗装などを上げることができます。紫外線や風雨の影響で、塗膜が劣化しやがては雨水の浸入を許すリスクがあるのです。そのため定期的な塗り替えなどが推奨されているわけです。劣化しやすい点では同様の性質を持っているものの、案外見落とされがちなのが水周り設備になります。

いわゆる水回り設備とはキッチンやトイレ・バスルームや洗面台など、日常的に水を大量に使用する設備全般のことを指しています。水を大量に使用する水回りでは、いかんせん各種のトラブルに遭遇することがよくあります。具体的には、キッチンでは食材の残りかすや洗剤の残りかすなどが配管につまったり、油煙が換気扇にこびりついたり、ガスコンロの五徳周辺は焦げや油汚れの温床と化していることは良くあります。またバスルームなどもシャンプーの残滓成分や髪の毛などが配管で詰りを生じたり、給湯器の故障や蛇口周辺の水漏れなどのトラブルも生じるようになるのです。

トイレにしてもキッチンや洗面台にしても、清潔感を維持することは重要です。水回りのトラブルを定期的な掃除などで対応するには限界があるので、リフォームで対応するしかない場合もあります。水回りをリフォームすることのメリットは、清潔感を取り戻せるばかりでなく生活の質も向上させることが可能になる点にあります。特にリフォームのメリットを実感できるのはトイレではないでしょうか。築年数の経過した居宅では、和式便器などが主流になっています。しかし和式便器は足腰の筋力が衰えた高齢者には、負担が大きいものがあります。そこで最新式の各種の機能付き洋式便座に取り替えることで、清潔感を維持しながら常に快適に無理なく用便を済ませることが可能になります。

しかしながら水周りのリフォームでの注意点は配管を触るような場合は費用が嵩むことです。便座の取替えなどは電気工事が付加されることもあり、思いのほか費用がかかってしまうこともありえます。またマンションなどの集合住宅での水周りのリフォームの注意点としては規約で、配管の変更などは制限されている場合があることです。水回りのリフォームを成功に導くには、問題点を明らかにして変更可能な限界を見極めて具体策を検討することにあります。

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